点字出版所の沿革・事業内容

沿革

玄関に掲げてある館銘板 点字出版不足により、点字図書及び点字印刷に接する機会の少ない視覚障害者に、簾価に点字印刷物を提供するため、点字出版所を創設し、自主出版並びに公共機関等の受託出版を実施し、視覚障害者の文化的・社会的知識等の向上に資するとともに、職業の開拓に努めることで、視覚障害者の福祉の増進を願って、昭和53年7月より設立準備を開始した。

昭和53年10月25日設立認可申請書を提出し、54年6月13日厚生省社第555号をもって厚生大臣の設立認可を受け、昭和54年7月より点字出版所の建設に着手し、55年2月末日に完成した。

事業内容

1.点字図書の出版 理療関係医学書並びに一般図書主体に発行。
2.点字月刊誌の発行 「日本医事新報」をはじめ各医学雑誌より理療関係記事を抜粋し、月刊誌に編集し「コメディカルの友」として発行。
3.受託出版 公共団体、視覚障害者団体等の受託出版。
4.弱視用図書の研究出版  
5.点字製本 点訳奉仕者の作成した点訳本の製本の受託。
6.点字の普及啓発 点字奉仕団及びボランティアグループと積極的に提携し、正しい点字の普及啓発をはかる。
7.CD図書の作成 音声データを利用する視覚障害者向けに作成。

※出版販売業務を実施していますが利益をあげる企業ではありません。

できあがったCD図書 できあがった点字図書